ひびき

関ジャニ∞26枚目シングル『ひびき』を買いました。


ラジオをほぼ聞けていないため、ツアーの福岡で聴いたのが最初で最後でした。
こんなに事前に聴いたいないシングルは初めてかもしれない。
ごめんなさい。
実はまだ、Dr.DMAT見られていません…。*1

さて、この「ひびき」。
私は大っ好きです。
カップリング曲も大好きだけど、ひびきが圧倒的に好きです。
コンサートで初聴きした時に、泣きました。
福岡で唯一泣いたのは実はこの曲。

キャッチーで爽やか。
音の豪華さや壮大さはいかにもドラマの主題歌という感じです。
ニゾンが多いところや、サビのわかりやすさなんかはとてもアイドルらしい。
だけど聴くほどにこの曲はエイトの曲だと思うし、そう思わせてくれるように歌ってくれているように感じます。


まずは歌詞。

手をつないで同じ場所 目指せていたらいいな
きっともっとずっと先… 答えがあると信じて笑い合えたら

心をつないで同じ道 歩いてたらいいな
きっともっとずっと先… まだ見ぬ向こう 信じて進むんだ

この曲ってラブソングなんでしょうか。
もう、どう聴いてもエイトとファンの歌にしか聴こえなく困ります。
しかもいま、ここにいる彼らと私たちの歌。
All is wellで安田が「ここ」という表現を使っていた事もあって、「同じ場所」という言葉をそう感じてしまうのかもしれません。
でも何より、「きっともっとずっと先…」を「信じて」という部分に自身の彼らへの想いがリンクするように感じます。

今、彼らのいる場所はとても混沌としていると感じています。
彼らはとても人気者。
彼らはとても忙しい。
彼らは彼らだけのものではない。
時々、何を信じ、何を正しいとし、何を愛せばいいのかわからない事に戸惑う時があります。
でももしかしたら彼らの方が日々戸惑いを抱えているのかもしれない、と思います。
だから、何も出来ないし何もわからないけど、この混沌のせいで「ここ」から離れるのは悔しくて、意地でも、まだ私は「ここ」にいようとしている。
いまのエイトがくれるものは嬉しい楽しいだけではないけれど、この時期の先に彼らと私たちに何が待つかということを見ていたい気持ちがある。
そんな私にこの歌詞は、とてもグッときます。

そして。
何よりこの歌詞を重々しく歌いあげる彼らが、とても「らしく」て好きです。
この「重々しく」。もっと言えば「重苦しく」は、もちろん褒め言葉です。
これはそういう曲じゃないだろう、という曲も彼らが重々しく歌うから、それが関ジャニ∞の曲になる。彼らの音楽になる。
一生懸命やるという事しか出来ない、というような彼らが好きです。(実際はそんな事ないんだろうけど)。
そういう曲でもそうじゃなくても力いっぱいにやるしか出来ない(と、感じさせてくれる)エイトが好きです。
この曲も音楽にのせてもっとポップに歌えばいいのにこんなに重々しく歌っちゃって。
表現力というのとは別の、これが彼らのやり方・流儀だ、とか思えるのは嬉しい。

彼らがこうである限り関ジャニ∞の音楽は大丈夫だと思えます。
作品に沿った曲*2は時々ひどくつまらなかったり理不尽であったりしますが、彼らの熱や想いがそこに重れば、曲に重さと広がりと可能性をくれる。
だから、私はきっとその曲たちを愛せずにはいられません。
技術やそのふり幅には日々成長を感じますが、これが根本であったと感じられる。
コンサートで聴いたのが初聴きだったのはラッキーだったのかもしれません。
そこで力強く歌う彼ら、というのがすごく強く印象に残っています。
曲というか、結果、そのエイトがすごく好き、です。

ちなみにPVについては・・・何も言えません。
というかよくわかりません。
がっつり取り組む時間がなかったのでしょうか。
「「作品」をつくる事だけが彼らの仕事じゃないし」と、こういう納得の仕方をしなくてはいけないものは少ない方がありがたいに決まってる。
どうか、ひとつ頼みます。


コンサート後にツイッターでは「2014年をひっぱってくれるかもしれない」とか、書きました。
一番に浮んだのは24時間テレビ
そして、コンサートのラスト曲。
ひびきを重々しく歌う彼らを見られたら、私はまだ、そしてまた、彼らについていける。

今年一年でどんな曲たちが生まれるかまだわからないのでなんとも言えませんが、この曲が埋もれ、ただ置いていかれる曲であったら悲しいです。
せめて今年いっぱいだけでも、どうか。

*1:この時、ね!今はちゃんと毎週見てる

*2:そう大倉が言っていた