どっちに転んでもいい、と思うようになってきた。

 

2021年のエイトに思うこと。

 

4月末頃に書いた文章を少し寝かしている間に色んなことがありました。

すばる君の結婚、横山君・大倉君の誕生日…。

世の中は相変わらずコロナウィルスの拡大の話題だらけなんだけど、緊急事態宣言が出たり全国で感染者がどんどん増えて、普通にしているだけで日々疲弊している感覚になったり…

 

あぁ…それぞれに言いたいこともあるし、

それを優先してこんなこと言ってもな…みたいにも思うんですけど、

諸々ご了承していただける方は続きを読んでください…。

(ここから長い。)

 

 

 

 

私はエイトのヲタなので、他のグループのこともジュニアのことも本当にわかっていません。

でも気が付けば大きな変化・うねりが起きていますね。

嵐、TOKIO、少年隊、そしてV6さんも。

ジャニーズのグループが1つずつ、その形を変えていきますね。

 

若い子たちも徐々に違う道を選ぶメンバーもでてきたようで。

少し切ないものの、でもこれって健全だな、と思っています。

 

一般企業だとしても、年齢で転職したいと考える人が出てくるのは当然で。

ましてこの特殊な業界の中で、他の方法・場所を選ぼうと思うのはある意味自然な流れかなとも思います。

(そのファンの方々が納得して「さよなら」ができるよう最善を尽くしてほしいな、とは思いますが。)

 

これまでの在り方から変化する。

個々のやりたい事にフォーカスして、新しい道を選ぶ。

そんなある意味当たり前のことが、ジャニーズという事務所でも当たり前になりつつあって。

その自由(という言い方が合ってるかはわからんけど)が浸透しつつあるタイミングだから、変化がたくさん起こっているというか。

 

 

 

さてはて、

そんな中で我らがエイトさん。

 

彼らは、

そんな流れに逆らうように、関ジャニ∞であること、そしてジャニーズであること、とか。

「ここに」いつづけることに、覚悟をしなおしている、そんな印象です。

(この姿勢が永遠かというとそれはわからないですが、少なくとも今はそんな風に見える。)

 

 

どうですか?

いやー、しぶくないですか。

個人的にはめちゃくちゃ格好いいなーと思っています。

今のエイトって、世界観が「友よ」だなぁ、と。

 

エイトが7人から5人になった時。

それでも関ジャニ∞を続けてくれる5人のこと、関ジャニ∞が続いていくこと、

それを自然な流れのように思っていた自分もいるのですが、

今となってみれば「なんで続けてくれるんだろう」「よく今のこの形を選んでくれたなぁ」と改めて感動して震えます。

 

 

先日、思い立ってvol.100のPersonを読んでいました。*1

 

これ。

TVガイドPERSON VOL.100 (TOKYO NEWS MOOK 891号)

TVガイドPERSON VOL.100 (TOKYO NEWS MOOK 891号)

  • 発売日: 2020/12/09
  • メディア: ムック
 

 

 

気になるのが、Personでも語られている(そして色んな所で見る)「自分のために生きなくてもいい」という言葉。

 

正直、ずっとどう受け止めていいかわかりませんでした。

今は、いいも悪いもなく、ただこの言葉を眺めています。

 

ずっと、彼らには自分のために生きてほしいと思っていました。

多くの人の幸せを作っているからこそ自分のための人生を生きてほしい、自分の人生を犠牲にしてほしくない、と。

 

別の言い方をすれば、どこかで彼らのエゴで勝負してほしい、みたいな思いもありました。

ファンのためとか、求められている自分たちのイメージ、みたいなの全部置いて、本当に自分たちのいいと思うものを貫いてよ!みたいにも思っていました。

 

でも今のエイトの言う、

「自分のために生きなくてもいい」の言葉の背負うものとスケールが大きすぎて、今となってはもう何も言えない…という感じ。

 

 

5人の関ジャニ∞ってよくも悪くもとても穏やかだなーと思って見ています。

寄り添うことが重視される令和の時代に合っていると思います。

同時に、先に上げた変化の多い今のジャニーズ(そして芸能界)の中で、

結果的に「適している」体制なのかな、なんて思ったりします。

 

ジャニーズで一番人気がある、なんて言いません。

でも、なんだか重要な、良くも悪くも責任を背負っているようなポジション。

自分のことだけ考えていられない、組織の中でどう動くのかが求められるポジション。

TOKIOさんや嵐さんや、その穴をふさぐ…のは無理なのだけど、そこに変わる価値を提供することを求められたりするポジション、だったり。

 

 

不思議です。

結果的に、こんなところに立っている。

気が付けば先輩方のグループが形を変え、居場所を移そうとしていて、

気が付けば、関ジャニ∞がグループのままで残っていて。

コロナとか時代の流れとかも含めて、自ら選んだような、導かれたような、そんな不思議なバランスで。

結果的に、ジャニーズ…もっと広く言えば芸能界の中でこんな場所にいる。

 

 

 

そして、メンバーはそんな関ジャニ∞を自然と受け入れている。

そんな風に見える。

 

 

だから「自分のために生きないこと」の深みがいま、すごい。

 

それは関ジャニ∞の個性を手放すでも、都合よく利用されることでもなくて。

それこそ「答えなき時代に 惜しみない愛を」の世界観じゃないかと。

 

 

ちょっと違うかもしれないけど、例えば関ジャムとか。

2020年のベスト30にエイトは入らないですよ。(それって個人的にはめちゃくちゃ悔しいですけど。)

 

でも、あんな企画をできる番組は関ジャムしかないと思うし。

あの企画で、そこにいる彼らってすごいなって思うんですよ。

あの企画において主役じゃないけど、でもその場を作っているのは他でもなく関ジャニ∞だっていう。

 

経験を紡ぐ存在だったり、場を提供したり、媒体になったり。

そこに関ジャニ∞や彼ら個人の名前がどこまでフィーチャーされるかわかりません。

でも、色んなものと関わりながら、広く大きくなっていくのかな、と。

 

「てっぺんをとる」とはまた違う方向だと思うし、

人一番「爪痕を残す!」「我が我がの精神」でやってきた彼らがこんな所に辿りつくって本当に不思議だなーと感じますが。

 

 

 

で、エイトってそんな立場を受け入れつつ、

かつ、そんな自分たち全てをエンターテイメントの前にさらけ出す気でいる。(これは今に始まったことではない)

自分達の存在そのものが物語であり、エイターテイメントであることを知っている。

そのことを積極的に受け入れて、なんなら自らそうあろうとしている。

 

「紅白の司会狙ってます」とか「ボロボロだった自分たちがまた5大ドームが出来たら、それで元気をもらう人もいると思う」とか見ると、

この人たち、ほんとすごいなって思うんですよ。

 

 

その人そのものが、その人生そのものが作品っていう。

ジャニーズって、(っていうかアイドル)って、いい悪いじゃなくて「そう」だから。

 

もちろん、そのことをアイドルに納得してほしい、っていうのはファンのエゴです。

また、偶像や虚像がアイドルという側面ももちろんあるし、嘘と誠の見せ方こそアイドルの妙だから、そのバランスはアイドル本人がとってくれたらと思います。

 

でもエイトの場合は、全裸でまな板の上に乗るような潔さがある。(っていうがそういう風に見せてくれている。実際はどうか知らないけど。うまい。だから超アイドルだなって思う。)

 

 

色んなことがあったし、これからも色んなことがあると思います。

改めて言うことでもないけど、どっちに転んでも笑い話に出来たり、エンターテイメントに昇華させる力があるのは関ジャニ∞の大きな強みですね。

 

Personの中で大倉くんが「俺らの活動って、俺らの人生」と言っていて、しびれましたね。

こういう覚悟で、自分たちの全部を賭けて関ジャニ∞をやっているのだ、と。

そして、そんな気持ちで私たちの前に立ち続けてくれているのだ、と。

 

で、「俺らの活動って、俺らの人生」の、その後に「応援してくれる人の人生でもある」って続くんですけど。

いやー、グッときますねー。*2

 

 

それでいて。

まだまだ挑戦することも、自らが引っ張っていく気持ちも強くあるようです。

 

Personの安田くんの言葉を借りるなら、

「ガツガツしたギラギラ感も必要やけど、同時に穏やかで丸みを帯びた飾り気のないものを持つことも大事やと最近思って。

 両面を共存させることはできるし、それか関ジャニ∞の新しい見え方になればいいなって。」

というのがうまく今の彼らを表しているのかな、と思っています。

 

完全に他を主にするなら「人のために生きる」なんでしょうが、

「わが」も当然あるから「自分のために生きない」という表現なんですよね。

 

 

 

すごく長くなりました。

結論、2021年の関ジャニ∞に対して思うことは

「「自分のために生きないこと」を自分達のために生き切ってほしい」。

これです。

 

また次の瞬間に違うあなた達になったとしても、それも含めて、私はエイトを見ていたいと思うし、どちらに転んでも大丈夫って本気で思っているので、そもそもそのことに感謝をしたい。

 

そんな感じです。

気が付けば不思議なポジションにいて、

そのことを受け入れ、かつその姿を堂々とエンターテイメントの名のもとにさらし続けている。

そんなエイトって最高じゃない?ということが書きたかったのでした。

 

一言で言えばそれだけなのに長々と書いてしまいすまない。

おしまい。

 

 

 

どうでもいいけど、どこかで、

「これって、自分を変えてくれた憧れへの恩返しだったりするんですかね。」って入れたかったのに、全然そんな文章にならなかった。

 

*1:発売から半年ぐらい経ちましたが、ここで語っていたことを今まさに体現してくれている感じがしますね。

*2:

さらに、「だからどういう道を選ぶかチョイスが難しい」って言ってくれているけれど…

個人的には(メンバーが2人もいなくなって)一回落とした命だし、こうなったら死なば諸共かなっていう感じ…