GIFT

前のブログから転載
2010年12月14日


―――――――――――


さてはて。

移動中はもっぱら音楽を聴いているのですが
気がつけばGIFTを選んでいる自分がいたりします。

∞UPPEESは頭から最後まで順番通りに全部聴きたくなるっていうもあって、
10分だけってなるとGIFTさんはすごく丁度良い。



GIFTって、不思議な作品ですよね。


どれもこれも大好きな曲ばかりなんですけど、
そういう事じゃなくて、自分の中で他の曲達とは違う絶対の位置を確立してます。


「あの冬を思い出す」。



例えば他の曲って、発売してからもずっと聴き続けてるし、
FTOやズッコケアルバムとかも「あ〜懐かしい〜〜」と思ったりするけど、
全部ここまで持ってきた、という感じで。
今でも現在進行形の関係という気がする。

けどGIFTってどっかすでに完結してて、
二度と会えない「過去」に置いてきたもの、というか。


もちろんGIFTという作品が関ジャニ∞にとっては一つの軌跡で、
急☆上☆Show!!→GIFT→カウコンがあるから今の∞があって、
ぱっちがあるっていうのは事実だと思うのですが。



なんだろ。

ひと夏の恋、のような。
名前も知らない、思い出だけの、でもあまりに大切な。
もうきっと手に入らないからいつまでも忘れられなくて。

いや、そんな経験ないですけども(´∀艸) 



GIFTが発売して、それに付随してテレビいっぱい出てて
そこから鬼のように聴き倒して感想書いて、
カウコンがあって、DVD発売があって。
結構そのそれぞれがインパクトがあって。

7曲っていう少なさ故に一つ一つの濃さも思い入れもありますし。


GIFTは「あの時期」そのものなんですよね。
だから他の曲と違って侵されない絶対の領域にいいる。



まだ発売されて一年しか経ってなくて、
そんなに思い出の上書きがされてなかいから、というのもあるのでしょうが。




単純に懐かしい、というだけでもなくて。

あの時にあぁして聴いていた事がリアルとして曲の中に残ってて、
今聴くとちょっと切なさとか時間とか匂いとか色んなものがぶわっと広がります。

反面、あの時聴いたようにはもう今は聴く事が出来ないこと。
大人になるってこういう想いを積み重ねることかしら、と思ったり。
悲しいけど甘美。



GIFTってほんと一つの恋に例えるのが一番しっくりきますもん。
Snow Whiteとか雪をくださいの歌詞がぴったりくる。


もう関係が完結しちゃってるから、特別。

付き合って別れて、だからもう逢えなくて。
でもあの気持ちだけは本物だったんだよって。


そんな経験ないですけども。笑


あー、今思えば二人の涙雨とかさよならはいつもとか聴いてても似た感覚になるかも。




そうそう。

だからやっぱり「なう」って大事なんだなーとも思います。


もし私が今年エイトを好きになってGIFTを聴いたとしても
きっとこんな感情にはなれないと思うし、曲に対する思い入れも全然違うはずで。

それはその時期にここに居なければ絶対に持ちえないものなんですもん。




こういうの大切にしていけたらいいなって。
エイトとの思い出も曲も、もちろんそれ以外の自分の毎日も。


何を持っていけるか。
重ねていけるか。


全部は未来にならないとわからないものだったりすると思うのですが。





さー。
今年もあとわずかですが毎日を大切に出来れば、と思います。


あー、なんて綺麗なオチ。

やっぱり疲れてるぐらいのがまともな事考えるのかもしれない笑